2022-12-01から1ヶ月間の記事一覧
誰かが奏でた音が夜に響く 最近やたらとhigmaの「ナイトレコード」(Vocal / 沖石 )を聴いている。 www.youtube.com G子氏による深夜の空気感が凝縮されたアニメーションも素晴らしく、それも含めて最近のお気に入りというか、夜の作業のお供になっている。…
休みを取ったので本でも読もうかと思ったが、部屋の中が寒すぎるので午前中、散歩に出てみることにした。 外をぶらぶら歩くなんてのはけっこう久しぶりで、通いなれた町のメインストリートを避け、ふらりと裏道に進み、そのまま歩いてきょろきょろしていた。…
なんか毎年クリスマスにはホラー映画を観るようになっていて、今年はこいつにした。 『ゾンビーバー』。名前の通り、ビーバーがゾンビになって襲ってくる一発ネタみたいなゾンビ映画だ。ビーバーがゾンビ、という以外は特に特筆するようなところはない、田舎…
感想 不在証明ならぬ不解証明が司法で適用され、密室殺人が横行する世界を舞台にしたシリーズ二作目。今回もまた、密室のための舞台、人物、そして密室で構成されている。密室は前作以上の七つが矢継ぎ早に繰り出され、繰り出されるそれを次々に撃破していく…
久々にラノベを買ったら、著者の不手際で回収されてしまった。 mfbunkoj.jp 割とネタバレ的なことも書いていくのでそのつもりで。 星堕ち島――その島には特別な子供たちが集められていた。十数年前に落ちた星の影響で「呪われた」異能者となった彼ら。隔離さ…
今日、ようやくノートパソコンを買い替えた。8年くらい使ったDellのInspiron15 5000はまあ、まだ動くけど、さすがに新品の16GBのサクサク感にはかなわないので、いろいろ移したし、ご苦労様ってかんじでしょうか。てか、意外と雑に扱ってもしぶとく動いたし…
宮崎駿の新作『君たちはどう生きるか』の公開日が決定し、ポスタービジュアルが公開されていた。だいぶ前から吉野源三郎の同名著書のタイトルを借りた本作を製作中という話だったが、本当に作ってたんだなあというか、宮崎駿最新作という現実感がじわじわ広…
1949年作 アガサ・クリスティーのノンシリーズの一作にして、本人が自己ベストに挙げていることでも知られる本作。最近新しい映画も出たなそういえば。 クリスティーは、ノンシリーズ物にも良作がゴロゴロしているので侮れない。この作品は、クリスティの最…
トクマの特選による笹沢佐保の「栖川有栖選 必読!Seletion」も第四弾。今回は誘拐ミステリの異色作。 誘拐ミステリと言えば誘拐犯との交渉、身代金の受け渡しをめぐる攻防、そして誘拐された者の安否――といったものが中心に展開されるのが一般的な誘拐ミス…
クリスティーによるミステリ史におけるマイルストーン、そのまた一つ。1936年出版。 もしかしたらエラリー・クイーンによる「X」「Y」「Z」*1に触発されたのかもしれない作品だが、知名度は断然こちらが上で、ミステリという歴史の中で「ABC殺人」「ミッシン…
赤川次郎『死者は空中を歩く』 死者は空中を歩く (徳間文庫) 作者:赤川次郎 徳間書店 Amazon 奇妙な作品というか。ベースは『そして誰もいなくなった』みたいなシチュエーションで、万華荘という富豪の住む屋敷に呼び出された人間たちがその当の富豪が自分を…
雨女 (光文社文庫) 作者:泡坂 妻夫 光文社 Amazon 「雨の女」「蘭の女」「三人目の女」の前半三作の「女シリーズ」(?)は、最近あまり見かけなくなったような気がするエロティックミステリ。とりあえず女の人が出てきてセックスするみたいなサービスシーン…
アート・マシューズが、ダンスタブル競馬場の下見所の中央で、一発の銃声とともに、あたりに血を飛び散らせて自殺を遂げた。 著者の第二作。1965年出版。 いきなりパドックで騎手が自殺するという衝撃の展開から幕を開け、まずは掴みはバッチリである。そし…
最近、わりと納豆パスタを作るのがブームだった。まあ、クソ簡単だからって言うのが理由なのだが、ゆでたパスタに納豆と茅乃舎の粉末出しをぶっかけて醤油をかけ、+小さいパック入り豆腐を入れて満足感を出すのがスタンダードな感じだった。豆腐は最初潰し…
だいぶ前になってしまったが、夏の終わりの締めくくり、というわけではないが『夏へのトンネル、さよならの出口』の劇場アニメを観に行った。感想としては、なかなか悪くなかった。同行者は意外性がなくてなんかすごいストレートだと言っていたが、まあ、そ…