2024-01-01から1年間の記事一覧
『学問のすすめ』。なんか明治にスゲー売れたらしいということを授業でぼんやり聞いて以来、何度か手に取ろうとしていた本ではある。まあ、勉強嫌いな学生にとって、「学問のすすめ」なんてタイトル自体があーはい、勉強しろってことっしょ、わーた、わーた…
今年のクリスマスはこれにしました。しかし、観てる途中で寝てしまってもう一回観ることになった……。 二回観てもあんまり意味はよく分からん。なんか冒頭で神父が首を吊るのだが、それによって地獄の門が開いて世界が危ない、みたいなはなし。ニューヨークで…
ネット、というか元twitterから離れたい、そう思っているのになかなか離れられない。それどころかブルースカイに今度はmixi2にまで手を出す始末だ。 とはいえ、元twitterの中に溢れる言葉には嫌気がさすことが多いし、何より、差別主義者やデマ吐きが掃いて…
東川篤哉作品群の中でも意外と大きなシリーズになりつつある(?)鯉ヶ窪学園の新作である。以前書いたように私は東川篤哉の青春ミステリがなんか好きで、このシリーズはなんだかんだで全作読んでいる。 その以前書いた東川篤哉の青春ミステリについての記事…
ミステリ作家によるトークショーなるものに初めて行った。 そもそも、私の住む場所にミステリ作家が来て話をするという機会自体がほとんどなかったような気がする(もしかして初めてなんじゃないかな)。そんなわけで、ミステリ作家を生で見るとか、話を聞く…
T・Pぼん blu-ray (シーズン 1-2) 全24話 2024 アニメ 4枚組 Blu-ray JCZVQPAB Amazon なんか暑すぎて、ついでに腰も痛い八月、私はネトフリでアニメを観ていた。 『T・Pぼん』というアニメだ。T・Pってなんやねんという感んじだが、「タイム・パトロール」…
倉知淳の作家デビュー30周年記念作品と銘打たれた短編集。最初の一編こそゾンビが出てくる特殊状況ものだが、残りは奇妙な死体の状況を中心にしたオーソドックスな本格ミステリ。どれもなかなかのミステリに仕上がっていて、しっかり楽しめました。最後の仕…
※最終的なギミックには触れてませんが、そこそこメインの内容には触れていくため、そのつもりで。 君は、ちゃんと生きなきゃだめだから 夏も終わる—―というか、八月が終わったということで、またこの映画を観てみようかなという気分になりました(9月になっ…
最近YouTubeで「ツナボーイ」というチャンネルをよく見ている。自称元高級レストランで働いていたという動画投稿者による料理チャンネルなのだが、その名の通り、ツナ—―マグロみたいな魚の被り物をして、異様に騒がしいテンションと編集で料理をつくる、なん…
押切蓮介による同名漫画の映画化。監督は「戦慄怪奇ファイル コワすぎ!」なんかでおなじみの白石晃士。 本作は、ジャパニーズ・ホラーの典型な怨霊ものなのだが、一味違うのが、宣伝されているように、根岸季衣演じるババアの存在。家族を殺されて痴呆老人…
ここ最近、アニメは『T・Pボン』(藤子・F・不二雄原作)の出来がめちゃよくて、結構繰り返し観ている。なんとか、記事にしたいのだが、できるかはよく分からない。どうでもいいけど、原作の線を基準にしながらリファインした女の子たちの可愛さがすごい。劇…
たいしてクラシックに興味がなくてもたいていの人が知っている存在、その名はベートーヴェン。小学校の音楽の教室、その天井付近の壁には必ずといっていいほど彼の肖像画が存在し、寝起きスタイルのような荒ぶる髪とガキ向けの怪談でよく光らせられちゃった…
怪談作家、呻木叫子が登場するシリーズ最新作。本作は第一弾の『影踏み亭の怪談』と同様、彼女が収集した四つの怪談にまつわる事件を収めた連作短編となっている。内容や構成なども含め、呻木叫子リターンな内容で、第一作が好きな人には特におすすめのもの…
新名 智『雷龍楼の殺人』 あらすじ書くのめんどくさいのでKADOKAWA公式ページのコピペです。 ついにあらすじをコピペしてしまう。てか、めんどくさいんだもん。なんか文章書きの訓練になるとかで我慢してやってたけど、効果があるように思えなくてついに折れ…
あらすじ 恋愛リアリティーショー「クローズド・カップル」。その企画には、素人の作家をはじめ、俳優、グラビアアイドルといった異なる業種の人間が集められ、孤島のコテージでの彼ら6人の交流――その恋愛をカメラはとらえていくはずだった。 しかし、メンバ…
あらすじ 地元の大地主の死体が発見されたのは、彼が所有していたウナギ罠の中でだった。頭を鉄の棒で殴られて他殺なのは明らかなのだが、奇妙な事実が警察の前に立ちはだかる。入り口には南京錠がかけられ、鍵によって開閉できるのだが、肝心の鍵が被害者の…
あらすじ イングランド南東部、その海峡沿岸にせり出した平地は、誰が言い出したか、"悪魔のひじ”と言われ、そこに立つ館「緑樹館」には兄弟間で贔屓をする偏屈な当主とその一族が住んでいた。当主の死後、平静になったはずのところへ、ふいに波乱が巻き起こ…
Impression ポワロシリーズの第五作目。列車といえば断然「オリエント急行」であり、本作はその超有名作へのステップボード的なイメージでしかなかったのです。そもそも、他の有名作と比べて知名度もいまいちな感じがするし、試行錯誤な初期作くらいのつもり…
昨日アップした映画『関心領域』の感想だが、時機を逸した感がすごくて、片手で数えられるくらいのアクセスでガビーン。そこそこ書くのメンドかったのに……。まあ、作品が話題になったのはだいぶ前だし、劇場公開もとうに終わって語られつくされた感もあり、…
感想 それは、家族の映画だ。その裕福で健康的な家族は、大きな家に住み、使用人に囲まれ、その時代の中でも豊かな生活を享受している。そして、母親は特に家の広い庭を大切にしている。時代は1945年、場所はアウシュビッツ。家族の父親はその所長をしている…
あらすじ 完全自動運転車が普及し始めている2029年。自動運転アルゴリズム開発会社の社長・坂本が何者かに拘束され、事件は始まる。自動運転車の中に仕込まれた爆弾と共に監禁され、封鎖された首都高の環状線を犯人と走り続ける坂本。そして、犯人は怯える坂…
自分のつくったモノで、誰かの心を動かしたいから Introduction またアニメ映画を観に行きました、はい。最近のアニメ映画はあんま外れがない気がしているけどどうなんでしょうね。今回のこの作品もなかなか良かったです。 この映画を手掛けた映像制作チーム…
あらすじ 若い女性を次々殺害し、その様子をインターネットラジオで実況するという凶悪犯罪。犯人は自らをヴェノムと名乗り、全七回と予告したラジオマーダーを次々と放送していた。その正体を突き止めて欲しいと、仕事を辞めて探偵業を始めたものの、廃業寸…
Introduction なんか、その盛り上がり方とか、他者の感想についての論争じみた雰囲気に、しょうじき感想書くのがなんか億劫になっていたが、一応、ここ最近見たアニメ映画でもなかなかイイ「映画」してたと思うし、観て良かったなと思えたのは確かだったのも…
あらすじは、書くのめんどいんでほとんど省略します。 前作の登場人物の一人、フュリオサの少女時代から前作の冒頭部に至るまでの十数年にわたる彼女の物語であり、彼女の母を殺したディメンタスへの復讐をメインに描かれる前日譚。 感想 あの『マッドマック…
Impression 樋口有介の作品を読むのは、本作が初めてだ。どっかで、赤川スクールの優等生と言われていたという文章を読んだことがあり、その印象から、ユーモアミステリ(と言っても赤川ミステリは実のところユーモアだけではないのだが)の書き手かと思って…
こどもの日……ということだからではないが、観ていなかった実写版を観るにあたって再読してみた。初めて読み、そして何度も読み直した中学生の時以来である。 読む前は内容忘れていたし、正直、「今」読んで面白いのだろうか……という危惧がなかったといえば噓…
一応、こいつも「キラーなまけ」のついでに観てきたのだった。正直、ハリウッドの路線は、特に好きでもない本邦の平成とか、東宝チャンピオンまつり路線を踏襲していて、今回もそんな感じらしいので大して期待せずに行き、想定通りな感じで、前もってそうい…
映画には動物ものというジャンルがある。可愛い動物が出てきて大冒険、人間との絆とかもあったりして、子どもたちは大喜び!……ではなく、あまたの子どもたちにプールや海への恐怖を植え付けた『ジョーズ』なんかを代表とする、動物を使って人間をぶっころさ…
これは、新年最初のいわゆる“ことよろ記事”として書いてたやつなのだが、最近の例にもれず、なんだかだんだん何を書いたらいいのか分からなくなって、そのまま下書きの層に埋もれていたやつである。とりあえず、リハビリ的に引っ張り出してきて、無理やり書…