ディック・フランシス
アート・マシューズが、ダンスタブル競馬場の下見所の中央で、一発の銃声とともに、あたりに血を飛び散らせて自殺を遂げた。 著者の第二作。1965年出版。 いきなりパドックで騎手が自殺するという衝撃の展開から幕を開け、まずは掴みはバッチリである。そし…
熱した馬体のにおいと河からたちのぼる冷たい霧が入り混じって私の鼻をついた。 ディック・フランシスの第一作。著者は元障害競馬の騎手で、その経験を生かした詳しい描写と迫真のレースシーンが作品の核となっている。あと、ディック・フランシスと言えば、…
競走馬をモチーフにした某携帯アプリゲームをチマチマ頑張っている昨今、なんとなく敬遠していた大人気シリーズに手を出してみようという気分になった。 ディック・フランシスの競馬ミステリシリーズといえば、かつてその二文字タイトルが本屋の棚にずらっと…