蒼ざめた犬

齧ったフィクション(物語)の記録。……恐らくは。

ミステリ感想まとめ

ミステリ感想まとめ その11

森博嗣『すべてがFになる』 すべてがFになる THE PERFECT INSIDER S&Mシリーズ (講談社文庫) 作者:森博嗣 講談社 Amazon 実は漫画版しか読んでなくて、原作は読んでいなかったやつ。今読んでもというか、今読んだほうが作中のIT要素は身近になっている感…

ミステリ感想まとめ その10

読んだけど感想書いてなかったやつを、再読したやつも含めてザクっと。 毒入りコーヒー事件 (宝島社文庫) 作者:朝永理人 宝島社 Amazon 『幽霊たちの不在証明』でデビューした著者の三作目。嵐の山荘物というか、土砂崩れで交通が遮断された村の家に、訳あり…

ミステリ感想まとめ その9

遠坂八重『ドールハウスの惨劇』 ドールハウスの惨劇 作者:遠坂八重 祥伝社 Amazon 第二十五回ドイルドエッグ賞受賞作。早くもシリーズ第二作が発売予定らしい。 たこ糸研究会という妙な部活動の傍ら、学内便利屋をしている滝蓮司と卯月麗一。ある日蓮司が学…

ミステリ感想まとめ その8

赤川次郎『死者は空中を歩く』 死者は空中を歩く (徳間文庫) 作者:赤川次郎 徳間書店 Amazon 奇妙な作品というか。ベースは『そして誰もいなくなった』みたいなシチュエーションで、万華荘という富豪の住む屋敷に呼び出された人間たちがその当の富豪が自分を…

ミステリ感想まとめ7

読了ミステリがたまっていたので、まとめて感想。だいぶ昔に読んだやつとか、書かないとどんどん忘れていくので、結構あいまいになっている。なるべくネガ評は避けたいが、合わないところは合わないという風に書いている。 聖者のかけら 作者:愛, 川添 新潮…

ミステリ感想まとめ6

読んで感想がなかなか書けないわけで、結構たまっていた感想をなんとかまとめてがさっと。そもそもがテーマだ切り口だと気を張るから書けなくなるわけで、そんなの気にせずにとりあえず思ったこと短く書けばいいとは思う。 模倣の殺意 (創元推理文庫) 作者:…

ミステリ感想まとめ5

そこそこミステリ読んでいたので、まとめて感想を書いて行こうかと。極力ネタバレは避けているつもりですが、どうなのかはわからないよ(え)。 では、とりあえずザーッとした感じで。 早坂吝『四元館の殺人―探偵AIのリアル・ディープラーニングー』 四元館…

ミステリ感想まとめ4

だいぶ前に読んだ本たち……やはり感想は早めに書いておかないと色々忘れてしまう……。なんとか思い出しながら書きました。 玩具堂『探偵君と鋭い山田さん 俺を挟んで両隣の双子姉妹が勝手に推理してくる』 玩具堂久々の小説が刊行されました。めでたい。白眉は…

ミステリ感想まとめ3

またそこそこミステリを読んだので、感想をバーッとあげていこうかと。 四捨五入殺人事件 (新潮文庫) 作者:ひさし, 井上 メディア: 文庫 今現在『十二人への手紙』が再ブレイク中の井上ひさしによる長編ミステリ。二人の作家が招かれた温泉宿で起きる奇妙な…

ミステリ感想まとめ2

ここ最近読んだミステリの感想をざっと上げていこうかな、と。結構避けがちなミステリ感想ですが、そこそこ読んでて、感想書いてないのが溜まってきたので。まあ、軽く触れる程度に。 電氣人閒の虞 (光文社文庫) 作者:詠坂 雄二 出版社/メーカー: 光文社 発…

ミステリ感想まとめ1

そういえば、そこそこミステリ読んだので、まとめて感想を書こうかなと。twitterはしばらく休むというか、見るだけにしようかな、と。時間もそうなんですけど、色々バカバカしくなったので(いやまあ、気分の問題です)。まあそれはともかく短く感想をば。 …