蒼ざめた犬

齧ったフィクション(物語)の記録。……恐らくは。

雑記

一昨日あたりから喉の調子が悪く、腫れあがっているのがわかる。熱がないのは救いだが、喉に意識が行って、微妙に読書がはかどらない気分。 色々併読してて、全然読み切らない本が増えているせいもあるかもしれない。 今回は最近見た映画や読んでる本など、…

三巻あたりで読むのが途絶えてた『映像研には手を出すな』をなんとなく再度手に取り始めた。正直、四巻あたりは眠かったのだが、五巻後半から面白く感じはじめ、現行の八巻まで読んだ。 映像研は、良いなと思うところはあったけど、当時の「ブーム」的なもの…

なんかイーロンがツイッターに制限をかけ始めてて、本格的にツイッターが使えない状況になってしまっている。一時的というがどうなることやら。これぞネット世界のバベルの塔かはたまたディアスポラか……離散するなら離散するでまあ、いいんじゃないの、ネッ…

突然だが、私は英語が苦手だ。こいつさえなければ受験戦争をそれなりの形で突破できたかもしれないのにと思うと憎さしかない。こいつが厄介なのは、文系だろうが理系だろうが回避できないというところで、他は選択で回避できる可能性があるのにこいつはどこ…

本屋に行き、ローラン・ビネ『HHhH――プラハ、1942年』と森川智喜『動くはずのない死体』を買う。二冊で三千四百十円となかなかの出費だ。森川智喜は、けっこ久々に買う。『キャットフード』『スノーホワイト』『一つ屋根の下の探偵たち』ぐらいしか読んでな…

そばを打ちたいとか、そういえば父親は言い出さない。※内容はタイトルと全然関係ないです。

『デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム!』観た後に、最新作の『竜とそばかすの姫』も観てみた……確かに、嫌われる理由もよく分かる。いや、なんていうか色々奇妙というかヘンな感じ。よくある批判の感情移入ができないとかいうのはどーでもいいんだ…

創元ライブラリの中井英夫全集[6]『ケンタウロスの嘆き』をペラペラ見ている。「ケンタウロスの嘆き」に収録されている作家・作品論や書評は何度読んでも素晴らしいのだが、「黒鳥の旅もしくは幻想庭園」に収められている、『日本人の貌「非国民の思想」…

しゅわっち

一応、これ公開後しばらくして書いたやつなのだが、こういうネガティブな感想って、好きな人が読めば当然いい気はしないだろうし、嫌われるだけであんまり「得」なことはないんだってのはわかってはいるのだけど、当時見た人間の正直な感想としてとりあえず…

その行き先:本多正一『彗星との日々―中井英夫との四年半―』

死んだら「ひと」の心の中へ行く。 結構読もうか読むまいか迷っていた。 なんていうか、自分の中である種理想化されていた作家の最晩年。一応のところ、その「現実」を話には伝え聞いていた部分はあった。人によっては孤独であり、まあ、「悲惨」と言う人も…

インディー・ジョーンズ シリーズという、最高の乗りもの乗り継ぎ映画

今年の6月に新作が公開されるし、なんかインディー・ジョーンズのシリーズを観返したくなって、4作観返してみた。 昔から結構好きで、テレビのロードショーで何度も観たし、「クリスタルスカル」は公開されてすぐ観に行った。一応、映画で観るのは「クリス…

そういえば最近、『ハケンアニメ』『フェイブルズマン』『アオイホノオ』と立て続けに創作ものというか、創作や創作者にテーマにした映像作品を見ていた。まあ、昔から監督インタビューとかメイキングとか観るのが好きで、小説や映画、アニメを作る人々に興…

書いた小説について&小説を書いてみて

初めて長編小説を投稿した。ジャンルは一応、本格ミステリ。 kakuyomu.jp 書いたものについて 一回くらいは、本格ミステリを書いてみたいということで、何とか書いた。この作品の原型みたいなものは、高校生の時にノートに書いてたやつにさかのぼる。 当時、…

最近、テレビアニメをなんとか観だして、『チェンソーマン』『連盟空軍航空魔法音楽隊ルミナスウィッチーズ』『ぼっち・ざ・ろっく』を最後まで見終えることができた。今現在は『よふかしのうた』と『怪人開発部の黒井津さん』を観ている(この記事を書き始…

1月1日ということにしておいてください。

元旦はアニメウマ娘の一期・二期の一挙を観てなんか終わった。とりあえずウマ娘は面白いので問題はない。二期の研ぎ澄まされたプロットはもちろん素晴らしいが、一期のポップな楽しさも良いし、なによりやはり事実を基にしつつもアニメ的、物語的な楽しさを…

夜のコトバ

誰かが奏でた音が夜に響く 最近やたらとhigmaの「ナイトレコード」(Vocal / 沖石 )を聴いている。 www.youtube.com G子氏による深夜の空気感が凝縮されたアニメーションも素晴らしく、それも含めて最近のお気に入りというか、夜の作業のお供になっている。…

本を置き、町を歩く。

休みを取ったので本でも読もうかと思ったが、部屋の中が寒すぎるので午前中、散歩に出てみることにした。 外をぶらぶら歩くなんてのはけっこう久しぶりで、通いなれた町のメインストリートを避け、ふらりと裏道に進み、そのまま歩いてきょろきょろしていた。…

今日、ようやくノートパソコンを買い替えた。8年くらい使ったDellのInspiron15 5000はまあ、まだ動くけど、さすがに新品の16GBのサクサク感にはかなわないので、いろいろ移したし、ご苦労様ってかんじでしょうか。てか、意外と雑に扱ってもしぶとく動いたし…

私はそれを問えるだろうか

宮崎駿の新作『君たちはどう生きるか』の公開日が決定し、ポスタービジュアルが公開されていた。だいぶ前から吉野源三郎の同名著書のタイトルを借りた本作を製作中という話だったが、本当に作ってたんだなあというか、宮崎駿最新作という現実感がじわじわ広…

身辺雑記

最近、わりと納豆パスタを作るのがブームだった。まあ、クソ簡単だからって言うのが理由なのだが、ゆでたパスタに納豆と茅乃舎の粉末出しをぶっかけて醤油をかけ、+小さいパック入り豆腐を入れて満足感を出すのがスタンダードな感じだった。豆腐は最初潰し…

身辺雑記

ツイッターに書き込んでないし、書き込む気もなんかあんまり起きないので、ブログに適当な近況を書くことにする。 ちょい前になるが、初めて郵便局のATMで硬貨を預ける経験をした。小学生くらいから使っているプラスチックのケロッピーの貯金箱が満杯になり…

最近、アニメ観てたよ(以前よりは)という、どうでもいい話。

そういえば、トライガンのPV第二弾を見た(だいぶ前にだが)。ロバート・デニーロみたいな名前のオジサンキャラがミリィの替りに出てきてたけど、そんな違和感はなかった。メリルも新人記者に設定改変されてて、デニーロおじさんはその教育係という設定らし…

友川カズキトリオ LIVE AT APIA40

2022年に入ってから友川カズキのライブを自分が聞くの、これが初めてかな。 友川さんは、顔面神経痛もあって、長らくライブ自体がなくて、今年に入ってからようやく、ライブを再開した感じだけど、今年もコロナの影響は響いているようだ。自分も、友川さんの…

書きかけのなにか。

改訂完全版 暗闇坂の人喰いの木 (講談社文庫) 作者:島田荘司 講談社 Amazon 『水晶のピラミッド』や『アトポス』を再読する余力がないし、その他諸々でたぶん書かないと思うので。もしかしたら、『魔人の遊戯』『ネジ式ザゼツキー』『摩天楼の怪人』について…

世間では猫の日だ、いや2022の2月22日で超猫の日だ、とやっているそばで、東欧で満州事変まがいの事態が起き、なにか世界にとって決定的なことが起こりそうになっている中、私自身は去年投稿した小説の結果の受け、どんよりとしている。 12月31日の記事に少…

『ゴーストバスターズ』2016年版について、一応書いておくが、これは今公開されている「アフターライフ」に対する2016年を称揚する一部からの「攻撃」についても書いていくため、2016年版にある「問題点」にも触れていくことになる。あまり愉快なことにはな…

終わりなき蜘蛛の巣:蜘蛛男見てきた

注意:なんかめちゃくちゃ愚痴になっちゃったので、無理して読まなくていいです。ネタバレもなくはないのでそのつもりで読んでください。 別に観る気はそんなになかったのだが、映画館の近くに行く用があったのと、SNSでの高評価に行動を誘導されて観たのだ…

もうすぎちゃったけど、十二月十日、またふたたび黒鳥忌がやってきたということで、なんか中井英夫について書いてたっけと探したらメインで書いてたのは一つだけだった。 kamiyamautou.hatenablog.com 中井英夫というか『虚無への供物』についての思い出話み…

先日(といっても結構前だが)、麻耶雄高の『夏と冬の奏鳴曲』が装いも新たに完全改訂版として復刊された。この作品、本格としては異色または異様な作品ひしめく麻耶作品のなかでも、ひときわ異彩を放つ作品であり、一部本格ファンの中には、魅せられたよう…

われわれと同じ「怪獣」へ

先日21日の二瓶正也氏の訃報を受け、「故郷は地球」を観返したいなあ、という思いが湧きあがり、DVD借りてきて観返してみた。 ※ネタバレ前提でこの作品について書いていくのでそのつもりでお願いします。 ウルトラマン第23話「故郷は地球」といえば、『ウル…

この文章は、結構前に書いて、どうしようかな、と悩んで結局飲み込んだ文章だったのだけれど、それからずっとどこかで引っかかったまんまな気分で迷っていた。それで、やっぱり外に吐き出したい思いもあって、今さらな感じで表に出すことにしたのだった。 こ…