蒼ざめた犬

齧ったフィクション(物語)の記録。……恐らくは。

2024-05-01から1ヶ月間の記事一覧

樋口有介『ぼくと、ぼくらの夏』

Impression 樋口有介の作品を読むのは、本作が初めてだ。どっかで、赤川スクールの優等生と言われていたという文章を読んだことがあり、その印象から、ユーモアミステリ(と言っても赤川ミステリは実のところユーモアだけではないのだが)の書き手かと思って…

いまもそこに、ぼくはいるか:宗田 理『ぼくらの七日間戦争』

こどもの日……ということだからではないが、観ていなかった実写版を観るにあたって再読してみた。初めて読み、そして何度も読み直した中学生の時以来である。 読む前は内容忘れていたし、正直、「今」読んで面白いのだろうか……という危惧がなかったといえば噓…