蒼ざめた犬

齧ったフィクション(物語)の記録。……恐らくは。

 とりあえず、なんだかんだで一年が過ぎた。

 やろうと思っていたことは、特に達成できずに終わった。

 悲しいことだが、いつものことだ。

 このブログの更新も、かなり停滞している。なんというか、パソコンを開いても文章を書くということは、難しいものだな、ということばかり痛感するので、手が止まって放置することが続いている。そもそもあんまり本が読めないということもあるが、いい加減、適当に書いてく感じでも楽しくなってくれればいいのに。

 そんななかで、去年から書き上げた小説をダラダラ改稿しているのだが、全然先が見えない。とりあえず投稿して、ダメだったらネットに上げようと思いつつ、踏ん切りがつかないまま時間だけが過ぎていく。しかし、いまどきコレはないだろ、というトリックで長編でっち上げてしまったのはいいのか悪いのか、自分でもよく分からない。とにかく、ダメもとで踏ん切りをつけて、次に進むのが適切だろう。

 いよいよ疫病がヤバい様相を呈しはじめるなか、世の中は比較的平穏な雰囲気だ。皆諦めてるのかもしれない。近くの本屋やTSUTAYAは時短営業を切り上げるらしいし、飲食店は割とどこも混んでいる。東京や大阪の年末ニューイヤーの集まりでは、ハッピーな人々が押し合い圧し合いである。みんな自分だけは生き残るに違いないという算段で臨むしかないということだろうか。まあ、頭が悪いを通り越した魯鈍で暗愚なリーダーが跋扈し、それを許す人間たちの世界は暗いだろうな、ということをぼんやりと思いながら、自分もどこへ行くのか、その道筋が見えないでる。

 まあ、こんな時代だから、だからこそ、本を読むぐらいしかないのかもしれないし、何かを書いていくにはぴったりな時代なのかもしれないな、と思いつつ、それが自分にとっての燈明になればいいと祈っている。ぶっちゃけ、色々気力は低調気味だし、本なんか読んだってなんになるんだよ、と思うことは多い。とはいえ、それぐらいしなければ、いよいよ悲惨な気がしていて、いたたまれないので今年も広く浅くと適当にいろいろな本に手を出していこうと思う。

 結局は、誰かの言葉にすがっているのかもしれない。とはいえ、そうやって誰かの言葉や想像力と繋がりながら、自分もまた自分自身の言葉を探して不格好な文章を書き散らしていこうと思う。新年の一本目もこういうなんだか分からない文章を書いているが、とりあえずなんか書くということを念頭に、少しでも誰かの想像力を受け取って感じたことをカタチに出来たらいいなと。

 まあ、とにかく、生き残っていこうぜ。

 

 それでは、もしかしてここまで読んでくれた人に

 あけましておめでとう 今年もよろしく。