蒼ざめた犬

齧ったフィクション(物語)の記録。……恐らくは。

 あらすじって、正直書くのが一番メンドイ部分なのだが、たぶん一番読まれない部分だろう。しかし、何故か書かないと先に進めない気がして、わりとあらすじを書こうと頑張って、そして書きかけのモノがたまっていくのだ……。まあでも、そもそもあらすじを書くのは、誰かのためというよりはほとんど自分のためというか、自分がどんなものを読んだり観たりしたのかをもう一度再構成するためのものだ。そんなわけだから、あらすじをきちんとかけないのは、あんま自分の中に入れられてなかったのだろう……ということにして諦めをつけるのだ……のだ。

 あらすじ云々はともかく、実のところ、一気に思い切ってやらないとダメというか、時間が経てば経つほどヤバくなる。なんとか形になった『さよならの朝に約束の花をかざろう』の感想は結構ヤバくて、母とは何か、みたいな手に負えそうもないことをグダグダ考えてて纏まらず、半年以上の時間が過ぎ、後半部を無理矢理まとめて結局ああいう感じになってしまった。しかし、それでもこれは何とかまとめられた例外であり、そんな感じでいちおう序盤だけちょろちょろ書いて捨て置いてるのが、二十くらいあって、時々未練がましく数行書いて消したりしているが、たぶん形にはならないだろう。

 思い切って消せばいいと思うが、なかなかできないでいる。