蒼ざめた犬

齧ったフィクション(物語)の記録。……恐らくは。

 『彼方のアストラ』のPrime Videoの星一レビューが酷いということで、その賛同数含めてこれだからSFファンはという、まあ、いつもながらの吹き上がりが起きてるんだけど、アマゾンレビューをはじめブクログレビューやブログの感想漁れば、ジャンル関係なくそんなウエメセのゴミなんてそこら中にいるし、ああいう、おおよそくりえいたーに憧れて結局何もできないで品評して留飲下げてるとか、自分の方が頭いいとかやってる動物なんてありふれてるじゃないですか。低レビューに支持が集まるのも、高評価の中のネガティブ意見は少ないと集中しやすい傾向があると思うし。

 まあ、そういうわけで、こういうの一つでだからSFは年寄りの寄り合いだとか、だから流行んねえんだというのはちょっと違うのでは、と思いますけどね。

 『三体』とか、『なめらかな世界と、その敵』みたいなコアなファンが評価する作品が売れて、アストラみたいな初心者にもとっつきやすくて壮大なSF冒険ものがアニメで流れてるって素晴らしいじゃないですか。

 アストラの低評価のことはどうでもいいんですけど、ちょっと個人的に言いたいのは、伴名練が久々に表れたスターだというのは分かるしそれを称揚するのはいいんですよ、あなたが好きな作家だということもわかる、でも伴名練みたいな書き手が他ジャンルにも現れて欲しいとかいう「大きなお世話」のほうが自分的にはイラっと来ます。そっちの方がSFファン(まあ、SFファンに限ったことじゃないですけど)……みたいな恨みが蓄積していくんですよ。