蒼ざめた犬

齧ったフィクション(物語)の記録。……恐らくは。

ウマ娘全キャラ紹介&個人的な感想 その2

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 こちらは打って変わって、一番走りやすそうと評判のウイニングチケットさん。キャラづけのためなのかちょっと露骨な胸の表現ですが、アニメでは割と控えめ。スぺちゃんと同じくマルゼンスキーを祖父に持つという縁があり、メインを張ったBNWの誓いでは結構スぺちゃんと絡みますね。しかし、どちらも程よいアホの子っぽさがあって、マルゼンスキーさんの系列はアホの子なのか。まあ、ライスシャワーとかいますけど。

 性格はかなり能天気で、誰とでも仲良くなるような娘。アニメではメジロライアンナイスネイチャと三人組を形成していたり、ナリタタイシンビワハヤヒデともトリオだったりと友好関係広そうです。

 そういえば耳カバーじゃなくて、耳の中が緑なのは何なんだろう、ちょっと気になるデザインですね。耳カバーとはまた違ったウマ娘のオシャレ感が出る面白いデザインです。

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 白い稲妻、タマモクロス。元馬はオグリキャップの先輩格ですが、ウマ娘だとちんまい関西弁キャラ。同じくタマモクロスがモチーフなマキバオーも意識しているのかもしれません。だいたいオグリキャップとセットで出てきて、メインや準メインキャラ以外だと結構出番やセリフは多い。うまよんなどの漫画でもスーパークリークイナリワンなどの同世代組とつるむことが多く、イナリワンとわちゃわちゃしつつも天然なクリークやオグリへの突っこみに忙しい。

 タマモクロスイナリワンはオグリやクリークの先輩なのですが、一緒にいるとオグリやクリークの子供っぽく見えるという逆転した見た目がなんか可愛いです。あと、キャラクターソングはかなりカッコイイです。好き。

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 シーキングザパールはアニメ未登場キャラ。なんというか、見た目やセリフからうまよんのマルゼンスキーさんに近いちょっと抜けたアダルトキャラっぽさを感じていましたが、うまよんでは完全にアサッテ方向のネタキャラと化し、独自のオチ担当の地位を確立中。しかし大丈夫なのかそれで。

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  最初のキャラクター紹介では女優業をしているという設定以上にヤバメな言葉が印象深かったマンハッタンカフェ。元馬は産駒の中で一番サンデーサイレンスに似ていたということで、再現ドラマなんかでは影武者を務めたほど。それは、うまよんとかでカフェの亡霊らしきものが学園内を徘徊しているネタに回収されています。アニメで初登場するBNWの誓いではコーヒー党らしく、感謝祭でカフェをやっていました。

 しかし、前髪凄いんですよね。勝負服のイラストがものすごく幽玄なのも目を引きます。結構低めの声ですが可愛らしい感じなのも耳に残りました。うまよんでは紅茶党のアグネスタキオンと絡みあり。なかなかの顔芸、というかジト目顔を披露してくれました。

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 こちらのトーセンジョーダンはアニメ未登場キャラ。キャラソンもまだないのかな。いまどきのギャルキャラという感じですが、うまよんでは結構泥臭い練習をやっていたりでやっぱり勝負に生きるウマ娘という感じです。元馬はあのゴールドシップと因縁があり、ゴールドシップが見つけると蹴りに行ったという間柄。うまよんではゴルシに苦手意識をのぞかせていましたが、アニメではどうなるのか。もし二期やOVAがあるのなら気になるところです。

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 元馬はある意味有名な馬で、この超有名馬がほとんどのウマ娘の中ではイレギュラーな存在。113連敗という(と言ってもそれ以上負けている馬はいるらしいですが)記録の持ち主ハルウララ。アニメではなにげにスズカに続いて二番目にスぺちゃんの前に現れます。ウマ娘の世界では、他のウマ娘とレースでからむわけでもないですし、扱いづらいキャラな気もしますが、キャラグッズとかは結構メインで入れられていますね。高知でのサイドストーリーは結構いいというか、ラストの彼女の寝言のような独白はその先を知っているとしんみり来ます(しかし、その後ソフト競馬という映像を送ってオンライン上で行われるレースでまがりなりにも勝利したことで、聴いた当時よりはポジティブな感じになりましたね)。アニメ一話のリギル選抜での期待を裏切らない圧倒的な最下位ぶり、そして「つかれたー!」の連呼(かわいい)は彼女一番の見せどころですね。

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 アニメ未登場キャラクターのカワカミプリンセス。元馬は猛馬とまで言われた気性難の馬でしたが、ウマ娘ではあくまでプリンセスとして王子様を待つ正に「お姫様」といったキャラクターに。とはいえ、オーディオドラマのテイオーによるとなんだか庶民じみたお嬢様キャラらしいですが。アニメで出てくるとしたら元馬関連で父親であるキングヘイローとの絡みが気になりますね。うまよんではよく一緒に出てきて豪快なお嬢様(?)ぶりを見せてくれています。あと貴重なデコキャラですね。

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 こちらもまた貴重な短髪キャラのメジロライアンメジロ家の一員として、アニメではちょくちょく出てきます。また、ナイスネイチャウイニングチケットと一緒にいることも多いですね。アニメはそんなにセリフとか無いので分かりませんがオーディオドラマとかだとウイニングチケット並みの能天気というか、脳筋的な言動でネイチャを呆れさせていました。キャラクターソングはカッコイイ系で好きです。

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 アニメではその勝負服の招き猫が視聴者に大きなインパクトを与えたマチカネフクキタル。名前もすごいですよね。勝負服のこの占い道具や験担ぎの物でフル装備した姿は一目見るとなかなか忘れられません。アニメでは第六話の感謝祭やBNWの誓いでビワハヤヒデのチームBの一員として登場。駅伝では走る時に外していましたが、視聴者の期待に応えて(?)しっかり招き猫を持ち込んでいました。しかし、キャラクターソングでは怪しいツボとか買ってたりするのですが、大丈夫なのか。

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 アニメのBNWの誓いで初登場のファインモーション。関係者の間ではほんまもんのお嬢さん、ということらしいのですが、キャラクターとしてはラーメン好きという設定がアニメ、うまよんなどでひたすら強調されているラーメン娘。誰か彼女の湯切りを見てあげて。

 この公式キャラクターイラストでは、元馬の受胎能力がなかったという事実を反映してか、耳飾りがどちらにも偏りなくついているのですが、アニメでは他の元牝馬のキャラクターと同じように左耳に飾りがあるデザインとなっています。まあ確かに、細かい元ネタを拾っているという意味では、「正解」なんだとは思うんですけど、擬人化した女の子キャラにそういう元ネタを引きずっちゃうのはなんかな、という若干複雑な思いがあったので、アニメの左耳だけにしたのは歓迎というか、いいんじゃないのかな、と思います。この娘の勝負服も好きなデザインですね。

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 こちらはアニメ未登場組のスマートファルコン。アイドルウマ娘である“ウマドル”を目指しているという彼女、うまよんには結構出番がありますね。しかし、ウマドルってなんだ。レースしない純然たるウマ娘のアイドルという意味だとしたら、レースに勝利することによるライブというものの根幹を揺さぶりそうな気がしなくもないですが……。そこはまあ、気にしない、気にしてはいけないことなのでしょう……。

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 OVAの『BNWの誓い』で主役を務めたナリタタイシン。設定文や初期のボイスサンプルからだと、いわゆるツンデレっぽいキャラづけでしたが、『BNWの誓い』ではどこか内向的というか、観客の期待にこたえられるか分からない、その恐怖心を背負ったキャラクターとして登場し、それをライバルのウイニングチケットビワハヤヒデらによって乗り越えるというのがお話の根幹でした。

 キャラソンの「感情ノ黎明」がめちゃカッコいいのでぜひ聞いてください。BNWはどれもカッコいいのですが、個々の持ち歌とは一転して三人が歌うBNWのテーマソングみたいなバラード「春空BLUE」が特に素晴らしい。もちろんBNWの誓いでも流れます。ウマ箱四巻を買うのです。いやまあ、CD買う方がお値段的には安くで済むし、フルで聞けるのですが。

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 BNWの誓いに登場したエアシャカール。ロジカルに拘るウマ娘という設定ですが、ビワハヤヒデのスポーツ工学的なものより、ハッキングとかそういうIT方面によっているような気がしなくもないです。ゲームとか好きそう。実際、登場時にもゲームしてました。元馬は武騎手に「頭の中を割って見てみたい」と言わしめたほどの難物だったそうですが、ウマ娘でも一見してストレートにヤバイやつという外見。とはいえ、オーディオドラマの中では意外に優しい面を見せたりします。というか、エアシャカールよりもドラマ内のテイオーの自由さがヤバい。BNWの誓いでは、あのゴールドシップの出遅れ事件(通称120億円事件)の再現に付き合わされることに。まあ、近づけたらあんまいけない二人ですよね……どうやってチームNゴールドシップが引き込んだのか謎です。

 

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 尾花栗毛ウマ娘の中でも美少女という設定のゴールドシチー。そのためなのか、ウマ娘の中では世代的にマルゼンスキーシンボリルドルフに次ぐ古参にもかかわらず、現代的な女の子として設定されていて、ユキノビジンがシティーガールとあこがれる相手。うまよんではその二人の、密かにお互いを憧れ合っている関係性が描かれています。

 アニメはBNWの誓いで初登場。初期のサンプルボイスだと練習をめんどくさがるギャルみたいなキャラクターづけがされてましたが、ユキノビジンとの組み合わせのせいか、それともやはりアスリートということなのか、ことさら見せないけど色々と頑張る白鳥みたいなキャラづけになってきています。そういう、初期との変化を見ていくのも面白いですね。

 

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 マルゼンスキーと並ぶウマ娘界のママキャラ、スーパークリーク。アニメでは、オグリキャップがらみでタマモクロスイナリワンらとともに登場することが多いですね。見た目通りおっとりとした天然なキャラクターで、アニメではあまり出番はありませんが、うまよんではそのキャラクターで、四人の中では一番“つよい”キャラだったりします。

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 江戸っ子な喋りが印象的なイナリワンオグリキャップ組の一員としてアニメ6話に登場。大食い大会の司会役で、BNWの誓いにも引き続き登場しています。

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 ウマよんの影響からか、スパークリークとは違うタイプのママキャラとして、大きなお友達の注目を集めている(?)ニシノフラワー。漫画うまよんではそのみんなの“お母さん”キャラぶり描かれたりしました。あと、元馬との縁のためか、二次創作ではセイウンスカイカップリングになることが多いですね。ウマ娘ノーマル(?)カプの一角。アニメには未登場なので、二期やOVAがあるならどのように描かれるか注目ですね。

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 『BNWの誓い』で初登場したビコーペガサス。ヒーローにあこがれているという設定で、アニメの感謝祭ではヒーローショーをヒシアケボノと一緒に行っていました。キャラクターソングはもろにヒーローソングな感じです。

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  その馬体の大きさが語り継がれるヒシアケボノ。小さなビコーペガサスとの凸凹コンビは、アイドルマスター諸星きらり双葉杏を意識しているのでしょうか(声優は諸星きらりと同じ松嵜麗)。BNWの誓いでは、怪人役としてビコーペガサスと一緒にヒーローショーを行っていました。

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 アニメ未登場のバンブーメモリーは、うまよんではその風紀委員という設定で、主にゴールドシップなどの問題児を追いかける姿が見られますが、どこか追いかける相手と同じくらいお間抜けな感じが……。なんか脳筋キャラっぽい扱い。ウイニングチケットと並んで走りやすそうな勝負服ですね。

 

 その3に続く。

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